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プツマイスターは人間の血流に近い独自の油圧システムFFH(フリーフロー油圧システム)を取り入れ、従来のポンプがシリンダーの切換時に発生する異常圧力(プレッシャーピーク)をほぼ完全なまでに、スムーズなポンピング(ソフトポンピング)ができる油圧システムを採用。そのためポンプ、配管、シャーシーの振動、脈動を極力抑える事を可能としました。切換シリンダーはアキュムレーターで瞬時に(0.15sec)切換し、吐出圧力の変動を最小限に留める事ができ、コンクリートの吐出をほぼ連続的に圧送することができる機能です。
■負荷の大きいときでも、静かに、ホース先端部までコンクリートを送り出すことができます。 ■高価なコントロールブロックを必要としないシンプルな設計で、オイル温度が上がらず、保守点検がより迅速に行えます。 ■特許取得のSNバルブでプレッシャーピークをなくし、コンクリートをスムーズに押し出します。 ■吐出量も自由に調節することができるので、コンクリートの微妙な量の調節も可能です。 |
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時代の施工ニーズにお応えすること。それは「ブームの長さ」、「強力な吐出力」にとどまるものではありません。 まず第1に「現場の信頼性確保」、「コンクリートの安定圧送の確保」「安全性の確保」さらに「作業効率の向上」などなど。現場施工のニーズで要求されるすべてにお応えし、明日のコンクリート工事に貢献できるよう、最新装備搭載機種の採用にこだわったラインアップを実施しています。
■耐久性にすぐれ、今まで搬送の困難だったコンクリートにも最適です。
■切換えが速く、より静かになって、低騒音のポンピングが実現します。
■自動調節ウェアーリングによる確実なシール。
■低い位置に設定されたアジテーターと大容量ホッパー。
■リダクション・エルボーが取り外し可能で、清掃も容易。
■接近性にすぐれたホッパー開口部。
φ230の大口径コンクリートシリンダーに併せて、S管シリンダー側もφ230の『ビッグマウス』にしました。特に、大骨材や貧配合コンクリートに、威力を発揮します。 アウトリガー幅は6.3m(前後共)です。(後ろは最大拡張時6.8m、打設時は6.3m以上)前側はスライド式で、狭い現場でも素早く設置できる省エネタイプのアウトリガーです。 |
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片側アウトリガーを、ほんの少し張り出すだけで、片側打設を安全に行えるように“OSS”機能を装置しました。これにより転倒等の事故を未然に防ぐことができます |
ブーム打設時は160m³/h×8.5Mpaの低圧で、配管打設は油圧ホースを組替えるだけで簡単に108m³/h×13.0Mpaの高圧に切り替えができます。その余裕のある吐出量と圧力は、コンクリートの種類や場所を選びません。 1台でロングブーム車と高圧の配管車の仕事をこなします。 ベンツの3軸シャーシは8トン2軸シャーシと回転半径が同じで、急坂・悪路の多い日本の山間部や、都会の狭い道、仮設道路にも安定した力強い走行を約束します。 36Mは後輪、28Mは前後輪ともエアーサスペンションを採用しています。快適な走行はもちろん、打設時には自動的に空気が抜けて瞬時にホッパーの位置を低くします。 |
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砂や骨材にもよりますが、建築配合で40,000m³以上の耐摩耗性を持つツーレーヤー配管を標準品として装備しています。配管を取替える作業は予想外に費用が掛かるもので、知らず知らずの内に目に見えない出費をしてしまいます。 ブームはMが標準品です。ブーム配管は片側配管とし、ブーム強度を保つために配管ブームの貫通部を無くしました。ブーム可動部は全てグリース給脂方式です。ノングリス方式よりも可動部の寿命は長く、事故の原因となる劣化を押える事は、事故を防ぐ事にもなります。 ホッパー、ポンプ廻りだけでなくブーム可動部にもグリースは自動的に給脂されます。オペレーターは、グリースタンクの内容量を毎日、目視点検し、必要に応じて補給するだけです。 |
プツマイスター特有のフリーフロー油圧システムの採用により高圧下でも、車体への振動はほとんどありません。またS管切替時のプレッシャーピークの発生も無くす事に成功しました。
超高圧でも一切のリークはありません。耐圧200kgf/cm²、駆動はポンプの油圧を採用します。特に長距離圧送で重要な短時間での洗浄が可能となりました。
芯ズレが発生しないインロー式のZX配管は、高圧圧送では不可欠な装備です。圧送の信頼と安全が飛躍的に高まります。ZX継手により、長い配管もまるで一本の配管となります。配管の伸縮は一切ありません。
高圧圧送を考慮した油圧、配管の使用により、スランプのダウン・コンクリート分離はほとんど見られず、コンクリート強度への影響はありません。